第4日目
Dienstag 11.03.2008


結論から言えば、ビタレストの力は偉大であった。

この旅の間毎晩寝る前に飲んでおいたところ、一度も疲れが次の日に残る事はありませんでした。


朝、シュターレック城から駅へ。
今度は多少遠回りでも車道を通って山を下りる。



これでもかというくらいヨーロッパ的なバッハラッハの町並みを楽しみながら
のんびり歩いていたら予定の列車を逃してしまった。
まぁ、ゆっくりしていってね!!!って事だろう。
次が来るまで周辺をうろつく事に。

線路が川沿いに走っているので、ちょっと歩けばライン川に出る。






そのすぐ近くの公園。どんだけ卓球メジャーなんだよ。
以前サンデーで「タッコク」という読みきり漫画を読んだ覚えがあるが、
ドイツでは卓球で何か人生が決まっちゃうような法律でもあるのだろか?


しばらくして、電車が来る。
今日の目的地は、また少し北に戻ってブラウバッハ。その為には先ずコブレンツで乗り換えがある。
そんなわけで立ち寄ったコブレンツでは時間潰しの為に本屋に入る。

ゾーリンゲンの本屋でもそうだったのだが、日本の漫画のドイツ語訳なら簡単に見つかるが
ドイツ人の描いた漫画はなかなか見つからなかった。



コブレンツ発ブラウバッハ行きの列車内でトイレに入ると、何故か便器の奥が明るい。
不思議に思ってよーく見ると、

…あ、線路。

って垂れ流しかよ!

排泄物タンクが着脱可能でたまたま取り外してあっただけ、とかそういうオチである事を望みます。



ブラウバッハに到着。


ブラウバッハ駅の壁。キオスクと駅の案内がらくがきしてある。
親切だなぁ、オイ!

一方、日本人は世界遺産に
「健二&恭子 結婚おめでとう from K.A」と、
個人的且つ脈絡の無い落書きを残した。


駅から、山の上に建つ城が見える。


今日の目的地、マルクスブルク城。
その土台建築はおよそ1200年頃と推察され、
現存する中世の城の中、その姿を完全に残していると言われる。

でもそれって

ほとんど攻められた事が無い

って事ですけどね。


さて、ここで一つ問題が発生した。この駅にはコインロッカーが無いようだ。
マルクスブルクも山城(ヘーエンブルク)である。
無駄に荷物を持って山を登るのはさすがに勘弁願いたい。
仕方が無いのでタクシーを使う事に。



マルクスブルク城に到着。
城内はガイド付きで見学できる。
らんげーじはいんぐりっしゅぷりーず、だッ!



(私の英語力が正しければ)騎士の寝るベッド。
よく聴き取れなかったが、妙に小さいのはなんか眠り方が違うとか?

ガイドの解説では妙に多くexpensiveという単語が出てきた。
とにかく高価なものは自給自足とかそんなかんじ。
例えば、香辛料や薬草なんかは高価なので城内で育てていたらしい。

こんなふうにッ!

          ↓トイレ

          ↓ぼっとん

         堆肥。

ここからスパイが上がって来たりなんかもしたそうです。

参考画像: 佐藤 信 著 「ソードゲイル」 (講談社)より


城内ガイドツアーが終わった後、団体客がやって来た。
座っていると、小さな女の子が近づいてきたので
「ぐーてんたーく」って話しかけたら「コンニチワ」って返してくれた。
すげぇ。めっちゃ癒される。
ああ…
欧州の幼女はかわいいなぁ。




なんか飼育されていた山羊。家畜…?


城を出て、駅へ戻る。帰りは下りなので歩きでもそれほど辛くない。
途中、果物屋でリンゴを1個買って食べる。

駅に着いたら今度はハイデルベルクへ。
途中、IC(都市間特急)に乗り換える。
ICだろうがICE(超特急)だろうが、DB(ドイツ鉄道)全線乗り放題ッ!
すごいぜ、ジャーマンレイルパス!青春18切符なんか目じゃないぜ!


19:30頃、ハイデルベルクのユースホステルに到着。
ロビーの天井では万国旗が垂れ下がっていたのだが、何故かドイツと日本の旗だけ目立つところに特別扱い。
ドイツはともかく…何故日本も?


ここでもやっぱり日本人と同じ部屋。
欧州の幼女はかわいいよなぁ!という会話で盛り上がる。


近くには店とか何もなさそうなので晩飯は抜き。
仕方ないので駅で買ったお菓子を食べる事に。


おれは飢えをしのぐぞ!ジョジョーーーーッ!!

まぁ、別にそんなに飢えてないけどね!