第8日目
Samstag 15.03.2008


昨日の日本人連中と一緒に朝食をとりユースを出て、駅で別れる。

今日の目的地はローテンブルク・オプ・デア・タウバー(Rothenburg ob der Tauber)。
「タウバー川上方にあるローテンブルク」を意味するこの町は
中世の面影をほぼ完璧に残している事で知られている。

尚、ドイツにはローテンビュルク(Rothenbürg)という名前のそっくりな町が他にあるので注意が必要である。

さて、そんなローテンブルクの見所は、町をぐるっと囲む市壁だ。

後の商業都市の基盤となった中世の都市は、
城壁に囲まれていて都市毎に自治されているのが基本スタイルだった。
そんな閉じた世界だから連帯感が生まれるのか、
都市での経済活動の担い手である職人達の同業者団体、即ちギルドが発達したんですねぇ。


フュッセンよりアウグスブルク経由ローテンブルク行き、合計5時間程。
フュッセンで食べ切れなかった昨日の夕食のパンを食べつつ向かう。



市門のひとつ、レーダー門。


よく見ると、塔に紋章がついています。


「金地に黒鷲」は、まぁドイツ国章ですが
下の2つ、「銀地に赤い城」こそローテンブルクの紋章です。
なるほど、赤(Rot)い城(Burg)ですね、わかります。



外側から見た城壁。



ひとつ門をくぐると堀が。



内側から見た城壁。



城壁裏へ登る階段



城壁裏通路。
ここから狭間窓を通して外側へ射撃を行い、
都市を自衛してたんですねぇ(しみじみ)。




城壁から見た町並み。
屋根が赤に統一されています。これが町の名前の由来でしょうか。



とりあえず城壁に満足したら
次は中世犯罪博物館へ。
ドイツ唯一の法と刑罰の博物館だそうです。

当然撮影は禁止っぽいのでここはうろおぼ絵で紹介。


閉館時刻の16:00まであまり時間がなかったので
やや急ぎ足で拷問具を堪能。


拷問博物館を出て少し歩けば町の中心地、マルクト広場。

この広場で公開処刑とか
していたんですねぇ
(しみじみ)。



近くのお店を見ながらぶらぶらしていると、
店先に並ぶ球状のお菓子が目につく。


ローテンブルク名物・"シュネーバル"である。
英語で言えばスノーボール、即ち雪玉。


スイーツ(笑)
中まで均一にサクサク。結構おいしい。



今夜の宿もユースホステル。
昨日のパンがまだ残っているので
駅前のショッピングセンターでりんごとビールだけ買って宿へ。

ここでも当然のように日本人と相部屋。
「団体客がぞろぞろ歩くの見ると、ほんっと一人旅にしてよかったと思うよねー」
的な会話をしてこの日は終了。